温度センサー: 熱電対、測温抵抗体、サーミスターの違い
温度センサー、熱電対、測温抵抗体、サーミスターは、それぞれ異なる原理を用いて温度を測定するためのデバイスです。以下にそれぞれの違いを簡単に説明します:
温度センサー:
原理: 温度センサーは、様々な物理的な変化や電気的な性質の変化に基づいて温度を測定します。例えば、半導体素子を使用したものや赤外線を検出して温度を測る光学的なものなどがあります。
熱電対:
原理: 熱電対は、異なる金属を接合した二つの導体が温度差に応じて生じる熱電力を利用して温度を測定します。この原理は「Seebeck効果」として知られています。
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測温抵抗体 (RTD – Resistance Temperature Detector):
原理: 測温抵抗体は、温度によって抵抗が変化する素子を使用しています。典型的には白金が使用され、温度が上昇すると抵抗も増加します。これにより、抵抗の変化を測定して温度を求めることができます。
測温抵抗体データロガー|SITE-LOG LRTD-1(PT100用) |日本市場で唯一の代理店
サーミスター:
原理: サーミスターも抵抗に基づく温度センサーの一種で、セラミックスや半導体材料から作られています。サーミスターの抵抗は温度変化に敏感で、一般的に温度が上昇すると抵抗が減少します。この抵抗変化を用いて温度を計測します。
サーミスタデータロガー|SITE-LOG LPTH-1|日本市場で唯一の代理店
これらのデバイスは異なるアプリケーションや環境に適しており、使用目的や要件に応じて選択されます。例えば、熱電対は高温環境での測定に適しており、RTDは高い精度が求められる場面で利用されます。サーミスターは小型で応答速度が速いため、一般的な温度計測に適しています。
以下は、測温抵抗体 (RTD)、熱電対、およびサーミスターのそれぞれの一般的な長所と短所です: